これヘクソの何だ？・キツネノハナガサ・セイヨウニンジンボクー７月中旬：自然遺産の森

少し長くなりましたが７月中旬の自然遺産の森の観察会の時の記事です。

 

 

ヘクソカヅラツボミマルフシ

葉もツルもヘクソカヅラに違いないのだけれどもこの白い花の様な物は？

最初は蕾と思った。でも良く見ると少々違う。

 

 

ヘクソカヅラツボミマルフシ

これはヘクソカヅラの蕾にハリオタマバエの１種が卵を産みつけて出来た虫こぶです。名前が長いですね。中を開けると１匹～数匹のタマバエの幼虫が出てきます。「蓼食う虫も好き好き」と言いますがヘクソ食う虫も好き好きですね。

 

 

タケトカミキリ

マダケやメダケ等を食べて育つカミキリムシ。虎の威を借りるでもないが虎模様のやや小さいカミキリムシ。少し離れて見るとハチに見えなくもない？

ハチと虎の強い２つに擬態？でも虎と間違える生き物はいないですね。

 

 

チュウガタコガネ

コガネグモの仲間には何種類かいる。これはその中でもやや少ないチュウガタコガネグモ。腹の模様で見分ける。多くはこの様に十字型の隠れ帯を作る。

 

 

カシワマイマイの蛹。

前回マイマイガの産卵の様子をアップした。これはカシワマイマイの蛹。これから羽化する個体。２か所白い毛の様な物が飛び出ているのが特徴。

 

 

キツネノハナガサ

少し小さいが狐の嫁入りで雨の時にでも使えそうなかわいいキノコ。

 

 

キツネノハナガサ

森の中の落ち葉を分解する菌。

 

 

キツネノハナガサ

非常にもろくて傘の裏のヒダを撮ろうとしたらポロッよとれてしまった。

 

 

セイヨウニンジンボク

クマツヅラ科。この森の片隅に少し変わった樹木があります。夏にご覧の様な紫色のきれいな花を付ける。

ヨーロッパ原産の落葉樹。

 

 

セイヨウニンジンボク

葉は５～７枚が手のひらの様に開いて付いています。この葉の形がチョウセンニンジンの葉に似ている。そんなことでこの名前になった様です。

 

 

セイヨウニンジンボク

木がやや大きくて手の届く所に花が付いていないので下からズームで撮るしかない。もう少しアップで撮りたかったのだが。

葉や実を利尿剤や風邪薬などとして用いる様です。

 

 

最後までお付き合い頂きまして有難うございました。