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ミカワバイケイソウの花・ホタルカズラの花・アリノスアブ・シオヤトンボー5月上旬:自然遺産の森「その2」

今日は前回に続いて5月上旬に自然遺産の森へ行って見た花や虫たちです。
今日は「その2」です。


ミカワバイケイソウ
1.ミカワバイケイソウの花190503自然遺産の森 (2)
この日の目的はこの花を見ること。株は思っていた通りに沢山ありましたが、花は今年は少ないです。


ミカワバイケイソウ
1-1.ミカワバイケオソウ190503自然遺産の森
この花は高山の湿地性の所に生えているコバイケイソウが氷河期を超えて里山の湿地で変化しながら生き延びてきたものと言われています。今生えているところも湿地です。


ミカワバイケイソウ
1-2.ミカワバイケイソウの花190503自然遺産の森 (3)
愛知県の三河地域で発見されたのでミカワが付きます。環境省の絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。コバイケイソウの花と比べると密度が少ない。花穂の向こう側が透けて見えます。


ミカワバイケイソウ
1-3.ミカワバイケイソウの花190503自然遺産の森
この花穂の真ん中で上に伸びている花穂には両性花が咲きます。下の左右に伸びている花穂には雄花が付きます。


ミカワバイケイソウ両性花
1-4.ミカワバイケイソウの花両性花190503自然遺産の森 (6)



ミカワバイケイソウ雄花
1-5.ミカワバイケイソウの花雄花190503自然遺産の森 (4)



ホタルカヅラ
1-6.ホタルカヅラ190503自然遺産の森 (4)
池の斜面の草むらに生えています。


ホタルカズラ
1-7.ホタルカヅラ190503自然遺産の森 (2)
鮮やかな色の花ですね。


アリノスアブの仲間
2.アリノスアブ190503自然遺産の森 (2)
見たことがあるようで思いだせないアブ。先日ブロ友さんが「アリスイ」という野鳥をアップしました。このアブは幼虫はアリの巣の中で育つという珍しい生態のアブです。


ウラギンシジミ
2-2.ウラギンシジミ雌190503自然遺産の森
成虫越冬してきたウラギンシジミが日当たりの良い場所を選んで飛び回っていました。さてこのチョウは雄?雌?


ウラギンシジミ雌
2-3.ウラギンシジミ雌190503自然遺産の森 (3)
少しだけ翅の表が見えました。この色は雌。雄はもっと茶色というか赤っぽい色があります。



シオヤトンボ
2-4.シオヤトンボ190503自然遺産の森
シオヤトンボも大分羽化して飛んでいます。さてのトンボは? 野鳥でも若い雄と雌は分かり難いことがありますが、このトンボも一緒です。若い雄か雌。


シオヤトンボ雄
2-5.シオヤトンボ雄190503自然遺産の森
成熟した雄はこのようにシオカラ色になります。


今回の記事は終わります。
最後までお付き合い頂きまして有難うございました。
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コメント

こんばんは

バイケイソウは毒性があると聞いていますが、このミカワバイケイソウも同じなのでしょうね。

シオヤトンボはこちらでも見られるようになり、先日、ハラビロトンボのオスが真っ黒になっていました。

No title

ミカワバイケイソウ花のアップで良く分かりました。両性花と雄花があるのですね!
コバイケイソウとの違いも花が少し少なくて透けて見えるのですね!
ホタルカズラの自生もあるのですね素敵なフィールドですね。

ミカワバイケイソウ

こんばんは。
ミカワバイケイソウ、場所により少しずつ違いがあるのですね。花の世界は、奥が深いです。
珍しい花、ありがとうございました。
ナイス!

ホタルカズラの花

トミさん、こんばんは(^_-)-☆
ミカワバイケイソウが綺麗に咲いていますね。
ホタルカズラはブルーの色が大好きで我が家では鉢の中で数年前から育てていますが今年は物凄く咲いてくれて最近咲き終わってしまいました。
ナイスショットです(。◠‿◠。)

ミカワバイケイソウ

向うが透けて見えて涼し気ですね。
今年は花が少なく、波があるのでしょうか。
コバイケイソウもそんな話を聞いたことがあります。
アリノスアブは面白い生態、初めて知りました。
いろいろな虫がいるものですね。

シオヤトンボ

私も今日たくさんのシオヤトンボを見ました。京都の深泥池でした。ミカワバイケイソウは花が密集していなくて涼し気です。ホタルカヅラの青い色は魅惑的ですね!

こんばんは☆

ミカワバイケイソウ、ミカワがつくのですね。
雄花、雌花、お花が密集していないのがよく分かりますe-2e-2
ホタルカズラは大好きなお花です。そちらでは、たくさん咲いていますね。綺麗なブルーですね(*^^*)

自然遺産の森、やはり素晴らしいですねe-51e-53

すっかり初夏の様相ですね~

更新お疲れ様です。
恐れながら、トミさんのファーブルのような鋭い観察力には畏敬を抱いています。おはからいにより、今回も大変癒されました。

◎御礼◎
本日も有意義な話題を提起して頂きました。
トミさん、今週も良い週末をお迎えください。ありがとうございます。
Good Luck!

こんにちは!

普通のコバイケイソウは見られますが、
ミカワコバイケイは見たことがありません。

ホタルカズラ
いいですね~
街中でも、何かの拍子に出くわすことがあります。
寂しげな色だけど、綺麗です~~

RE:こんばんは

田舎のオヤジさん
コメント有難うございます。
多分、間違いなく(?)この植物にも毒があると思います。芽だしの頃はカンゾウの新葉に間違われることもあるとか聞いたことがあります。
そうですか、ハラビロトンボの雄がもう黒くなっていますか。私はまだ今シーズンハラビロトンボに出会っていません。

No title

yasukoさん
コメント有難うございます。
ミカワバイケイソウは花が終わって結実の頃になると真ん中の花穂だけが残ってその他の花穂は枯れてしまいます。
ホタルカヅラの花は色がきれいですね。花の形も中々いい形していると思います。

RE:ミカワバイケイソウ

nika4beagleさん
コメント有難うございます。
ミカワバイケイソウは東海地方の湿地にのみ自生する植物ということで毎年この花が咲くのを楽しみにしています。春のエフェメラエルなので7月頃には地上から姿を消します。
ナイス有難うございます。

REホタルカヅラ

ひまじん さん
コメント有難うございます。
ミカワバイケイソウは東海地方の湿地にのみ自生する花という事で毎年花の時期が楽しみです。
ホタルカヅラがお庭にあるのですか。良いですね。
花の色がなんとも言えずきれいですね。

RE:ミカワバイケイソウ

緑の散歩道さん
コメント有難うございます。
ミカワバイケイソウの花はここ2年ほど結構咲いていたように思います。
最初の写真の画面一杯に花が咲いていたと思います。コバイケイソウもそうですか。年によって少し花の咲き具合は変化があるんでしょうね。
アリは色々な生き物の餌になったり、チョウやアブの幼虫を育てたり、植物や虫の用心棒をしたり生態系のなかで非常に重要な役割を果たしていると思います。

RE:シオヤトンボ

harekaさん
コメント有難うございます。
もう水辺ではすっかりトンボの季節ですね。京都でシオヤトンボを御覧になったですか。
こうして見るとコバイケイソウとミカワバイケイソウの花の咲き方の違いが分かりますね。
私もこのホタルカヅラのブルーは好きな色ですね。

RE:こんばんは

星あかりさん
コメント有難うございます。
ミカワバイケイソウは東海地方の湿地にのみ自生する植物で、三河地方で発見されたとか。東海地方でもやや珍しい植物です。
ホタルカヅラの花は色も形も良いですね。

RE:すっかり初夏の様相ですね~

横町利郎さん
コメント有難うございます。
もう10年以上も同じフィールドをうろついているといつどこにどんな花が咲くのか大体わかってきます。虫や野鳥はそのようには行きませんが。

RE:こんにちは

コケモモ便りさん
コメント有難うございます。
ミカワバイケイソウは東海地方の湿地に自生する植物なので他の地域の方はあまり見る機会がないと思います。でもコバイケイソウは見たことがある方が多いと思います。よく似ているでしょう。
ホタルカヅラの花は色も形も良いですね。

ホタルカズラ♪

トウカイバケイソウ!こちらの高山にあるバケイソウと確かに花の密度がちがいますね~!
ホタルカズラ♪全く出会いのない花!(*´Д`)
見たいですね~!魅了されました♪(^^♪

RE:ホタルカヅラ

山鰍さん
コメント有難うございます。
山鰍さんは見る機会が多いと思われるコバオケイソウとミカワバイケイソウは一見して違いが分かると思います。コバイケイソウの花は向こう側が透けて見えませんですよね。植物の環境の変化に対する対応力に驚きます。
ホタルカズラの花、きれいでしょう。こんな花がある範囲ですが、地面を覆っています。

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岐阜県各務原市の里山の自然を楽しみながら歩いています。
花や虫や野鳥などなんでも見てやろうの気持ちでいます。

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