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ミヤマガマズミ・コウヤボウキの花・ホザキノミミカキグサ・ミミカキグサー10月下旬:築水の森

10月下旬、愛知県春日井市の築水の森へ秋の湿地の植物を見に行ってきました。2回に分けてアップします。
ここはは里山と池の周りに点在する湿地がある中々面白いフィールドです。今日は「その1」で里山と湿地の植物です。


築水池
1.築水池201025築水の森 (3)
この池の周りを1周するコースです。池の周りに湿地が点在しています。写真中央の奥の高い山が弥勒山。春日井市で一番高く436m。この山麓に広がる森と池です。


ミヤマガマズミの実
2.ミヤマガマズミの実201025築水の森
我が家周辺の里山ではコバノガマズミが一番多いのですが、ここはコバは少なくこのミヤマガマズミの木が多い。


ミヤマガマズミの実
2-2.ミヤマガマズミ201025築水の森 (2)
見事なほどきれいな実が生っています。


コウヤボウキ
2-3.コウヤボウキ201025築水の森 (2)
コウヤボウキが群生しているところもあります。


コウヤボウキの花
2-4.コウヤボウキ201025築水の森 (4)
キク科で沢山の筒状花が集まっています。矢印はその内の1つのシベを指して見ました。


コウヤボウキの花
2-5.コウヤボウキの1つの花201025築水の森
1つの筒状花を取り出して見ました。先がクルッと曲がっているのが花弁。矢印で指した棒状のものがオシベとメシベ。メシベは真ん中にあり、周りをオシベが取り囲んで1本の棒のように見えています。オシベが先に花粉を出し、その後メシベが中から突き出て来ます。これはメシベが見えている状態。


キダチコンギク
2-6.キダチコンギク201025築水の森
1つ1つの花は小さいのですが、キダチコンギクは花が沢山咲きますので中々きれいです。


キダチコンギク
2-7.キダチコンギク201025築水の森 (2)



鬼板
2-8.鬼板201025築水の森
鬼板の名前をご存じの方は多少陶芸に詳しい人。湿地の成立に関係してきます。粘土層の上に砂礫層があり雨などはその粘土層から下に行かずに下方へ流れます。それが湿地。長い年月の後、粘土層の上に鉄分が溜まり岩となる。それが鬼板と言われて陶芸で釉薬に使われます。矢印で挟んだ部分が鉄分が多い鬼板。


ミヤコイバラの実
2-9.ミヤコイバラの実171126築水の森 (2)
ノイバラの仲間でこの森ではミヤコイバラが沢山生えています。きれいな実が生っています。


マユタテアカネ
2-9-2.マユタテアカネ雄201025築水の森
この森では7月頃から赤トンボの仲間のマユタテアカネの姿を見ることが出来ます。これは雄。


湿地
3.湿地の中の木道201025不動の森
東海地方の里山に点在する湿地は高層湿原の湿地とは成立も違い小さな湿地です。その中を木道で保護しています。この木道の左右が湿地。木道を数十m歩くとまた里山、そしてまた湿地と続きます。


ホザキノミミカキグサ
4-3.ホザキノミミカキグサ180722築水の森 (2)
良く見ないと見逃してしまいそうなほど小さな花。紫色で大きさは4~5mm。耳かきほどの大きさ。


ホザキノミミカキグサ
4-4.ホザキノミミカキグサ201025築水の森
タヌキモ科で食虫植物。地中に捕虫嚢を持っていてその中にミジンコなどを取り込んで栄養補給。


ミミカキグサ
4-5.ミミカキグサ201025築水の森 (3)
こちらも湿地の中に点在して生えています。

ミミカキグサ
4-6.ミミカキグサ201025築水の森 (2)
上のホザキノミミカキグサ同様に木道の上にしゃがみこんで足元の花を撮ります。


ミミカキグサ
4-7.ミミカキグサ201025築水の森 (4)
ホザキと同様に4~5mm。やはり地中に捕虫嚢を持ち湿地では栄養分が不足するので虫を捉えて消化して栄養補給している。


今日の記事は終わります。
最後までお付き合い頂きまして有難うございました。
次回はこの続きです。
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コメント

コウヤボウキ

コウヤボウキの花は、一つの花かと思っていましたが、いくつもの花が集まって出来ているのですね。
私も昨日コウヤボウキの花を撮影したばかりです。
ミミカキグサの花は小さい、私なら完全に見逃していますね。ナイスです!

No title

ホソバノミミカキグサやミミカキグサの繊細な花が素敵ですね。こちら湿地がないのでこの手の花はなかなか遠くまで見に行かないとお目にかかれません。
鬼板というのは初めて聞きました。鉄分が凝集した板状のものなんですね!
こちらでもコウヤボウキが咲いています。お写真の花は雄性期から雌性期への移行期でしょうか!

こんばんは♪

コウヤボウキはシベと花が同じくらいの大きさなんですね。
シベが混じっているのは知りませんでした。
ホザキノミミカキグサの花のアップ、素晴らしいです♪
ミミカキグサを撮るだけでも大変なのに。
よく見るとちゃんと花の形をしているのですね。

No title

紅葉前の里山の情景が素晴らしいですね。
そちらの湿地もいろいろな植物が豊富にありそうに感じます。
ミミカキグサの仲間も見られるのですね。
ことらの湿地ではこの二種のほかにムラサキミミカキグサが見られますが、木道や散策路近くでは見られないので寂しい限りです。

No title

池が青くて綺麗ですね。
鬼板は知りませんでした。なるほど~です。
ミヤコイバラは見たことないので花も見てみたいです。
ホザキノミミカキグサ、ミミカキグサはMFにはありません。
こんな湿地があるのは良いですね。

密集の

こんなにも小さいくせに
見事な菊の花があるとは?!
驚きですねぇ!

RE:コウヤボウキ

nika4 さん
コメントありがとうございます。
キク科の花はこうした小さい花が集まって1つの花に見えることが多いですね。
ミミカキグサは良く見ないと見逃してしまいそうです。こんな小さな花が栄養分の少ない湿地で生きていく知恵を持っていることに驚きです。

No title

yasukoさん
コメントありがとうございます。
こうした湿地は普通の里山とはまた違った植生がありますので時々は行って見たくなります。車で40分位で行ける範囲にあることが嬉しいです。
鬼板はこれを砕いて釉薬に使うようです。陶芸をやっている人に教えるととりに行くので場所は教えていません。
今回アップしたコウヤボウキの花はおっしゃる通り雄性期から雌性期への移行期だと思います。

No title

miyakoさん
コメントありがとうございます。
コウヤボウキのこうして1つの花を取り出して見るとまた別の姿が見えて見ますね。
湿地でこうしたミミカキグサのような小さな花を撮るのは一苦労します。木道の上にしゃがみこんでカメラを近づけて息を殺して・・・。何枚も撮ってようやく幾つか見える写真が撮れました。

No title

田舎のオヤジさん
コメントりがとうございます。
この時にはこちらの里山の紅葉はほんの1部だけでした。
ここの湿地は結構色々な植物を見ることが出来るので時々は行って見るようにしています。今回は次回アップするシラタマホシクサが主な目的でした。ムラサキミミカキグサはまだ見たことがありません。どんな花なのだろうか?

No title

緑の散歩道さん
コメントありがとうございます。
鬼板は陶芸をやっている人に場所を教えると採りに行くのでそういう人には場所は教えないようにしています。こうして地上に鬼板が現れることはやや珍しいです。
ここの湿地は季節季節で色々な植物を楽しむことが出来るので時々は行くようにしています。

RE:密集の

里よしさん
コメントありがとうございます。
コウヤボウキの花も1つの花を取り出すとまた別の世界が見てきて面白いですね。こうしてオシベが先熟して自家受粉しない工夫もしている。

No title

コウヤボウキの花とミヤマガマズミとノイバラの実はお馴染みですが、ホザキノミミカキグサとミミカキグサは見たことがありません。とても小さい花なのですね。
鬼板、知らなかったです。

No title

山が好きさん
コメントありがとうございます。
ホザキノミミカキグサやミミカキグサは山が好きさんが良く行かれる高層湿原よりは平地や里山の湿地に生える植物なのかもしれません。そして小さいので良く見ないとなかなか見つかりません。見つかると嬉しいですが。
鬼板はこうして地上に姿を現して知るところは結構珍しいと思います。陶芸をやる方は鬼板の名前は知っている人が多いと思いますが。

築水の森

今晩は(^^♪
何時もながらの遅刻でゴメンナサイ🙏

春日井市の築水の森をグーグルマップの航空写真で
見ると池から北側に大きな森が広がって弥勒山まで続いている(*^▽^*)
これは野鳥にとってもいい場所でしょうね~とついトミさんの取り上げる植物をおざなりにしてしまって慌てています(^▽^;)

周りに遊水地も無く湿地もない三陸の地形では
ホザキノミミカキグサもコオホネすら見たことがないのでこのような湿地や池が羨ましい(*^▽^*)

陶芸など全く心得ない武骨な者なので「鬼板」などと言う言葉も今知りました
(^▽^;)
そうかトミさんは陶芸の心得もあるのですよね♪
茶道の心得も(^O^)/どっちが先か分かりませんが
同じジャンルですものね♪
地元にも焼き物の窯があるので粘土は出土しているようですが私はとんと・・・(ー_ー)!!
この後で続きも見せて頂きます(^^♪👌

No title

風の谷の鰍 さん
いつも訪問してコメントを頂きありがとうございます。
おっしゃる通りにここはバーダーさんにとってもなかなか魅力的な場所のようで冬になると大きなカメラがズラーと並ぶ場所があります。オシドリ、ベンマシコ、カシラダカ・・・・などなど。
この湿地で見られる植物はこちらでも限られた場所です。我が家周辺の里山にはありません。ここまで我が家から車で葯40分。時々行って見たくなる魅力的な場所です。
陶芸と言っても私は作るのは全くやりません。見るのは好きなので時々は展覧会などに行きます。家内がお茶をやっているので先日鬼板って何?と聞いて来たので今回アップした鬼板を見せに連れてきました。

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岐阜県各務原市の里山の自然を楽しみながら歩いています。
花や虫や野鳥などなんでも見てやろうの気持ちでいます。

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