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ミヤマシキミの実・コバノカモメヅルの果実・イワガネソウ・オオハナワラビ・ヌリトラノオー1月上旬:自然遺産の森

前回に続いて、1月上旬に毎月定例の観察会を行った時に見た主に植物です。
通常は自然遺産の森での観察会になるのですが、1月は自然遺産の森から出て不動の森にある迫間不動まで行ってくるというコースです。


迫間不動への道
1.迫間不動への道220104自然遺産の森 (3)
自然遺産の森を出て谷間を歩いて行きます。真っすぐ歩いて行けば多分30分位で行けると思います。道中はこんなきれいな小川沿いを歩きます。


迫間不動への道
1-2.迫間不動への道220104自然遺産の森 (2)
途中にはこんな石仏や小さなお不動さんなどもあります。あちこちにお不動さんがあるので不動の森。


ミヤマシキミの実
2.ミヤマシキミの実220104自然遺産の森 (2)
ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木。雌雄異株。シキミの木とは違いますがこちらも毒を持っています。この時期雌株には真っ赤なやや大きな実がなります。下見の時には沢山の実が生っていた株ですが、当日はほんの少ししか実がありませんでした。数日の間に多分やや大きめの野鳥が食べたのでしょうね。


ミヤマシキミの雌株蕾
2-2.ミヤマシキミの雌花蕾220104自然遺産の森
春に花が咲きます。


ミヤマシキミ雄株の蕾
2-3.ミヤマシキミの雄花蕾220104自然遺産の森
この株は上の雌株からは結構離れています。森の中のあちこちに点々と雄株、雌株が生えています。雄株の蕾・花はやや大きくて雌株より見応えがあります。


フジの実
2-4.フジの実220104自然遺産の森
このフジの株も実がすごいでしょう。この時期この実が弾け始めて地面に弾けた種子などが散乱しています。


テイカカズラの実・種子
2-5.テイカカヅラの実220104自然遺産の森 (3)



コバノカモメヅルの実
2-6.コバノカモメヅルの実220108自然遺産の森 (3)
この道中にコバノカモメヅルがあるとは思いませんでした。実が弾けて中から種子が飛び出しています。テイカカヅラの種子とよく似ています。


コバノカモメヅルの実
2-7.コバノカモメヅルの実220108自然遺産の森 (6)
先日新聞で、或る方がこの森周辺でアサギマダラのサナギを見つけたというニュースが載っていました。ニュースになるほどだからほとんど無いケース。この辺にはキジョランはないのだがと思っていました。コバノカモメヅルも食草なのですね。それならあり得ると思いました。


ダイミョウチク
2-8.ダイミョウチク220104自然遺産の森 (2)
道中に小さな竹藪があります。やや細めの竹。本来は日本在来ではないようです。棹の節の間隔が竹の中で一番広いことが特徴。通常の節の間は30~40cmですが、このタケは60cm以上あります。


アケビの葉
2-9.アケビの葉220104自然遺産の森
この辺の里山ではミツバアケビが圧倒的に多い。アケビがあるとおや珍しいなと。


イワガネソウ
3.イワガネソウ220103自然遺産の森
ホウライシダ科イワガネゼンマイ属。葉はやや大きな葉です。


イワガネソウの葉裏
3-2.イワガネソウの葉裏220104自然遺産の森
よく似たシダにイワガネゼンマイがあります。葉の形少し違いがありますが葉裏を見ると葉脈に違いがあります。イワガネゼンマイの葉脈は平行のまま葉の縁まで伸びています。イワガネソウが御覧のように葉脈が途中で交差したりして網目状になるところがあります。


ヒトツバ
3-2.ヒトツバ220104自然遺産の森
大きな岩にヒトツバが群生しています。ウラボシ科ヒトツバ属。


ヒトツバの胞子葉
3-4.ヒトツバのソーラス220104自然遺産の森
沢山の葉の中でやや幅が狭い葉を見て葉裏を見るとソーラスが沢山ついていることがよくあります。栄養葉と胞子葉はよく似ていますが、胞子葉は幅が狭いようです。


オオハナワラビ
3-5.オオハナワラビ220104自然遺産の森 (2)
道中の一角に普通のフユノハナワラビより一回り大きなオオハナワラビが何株も生えているところがあります。


オオハナワラビ
3-6.オオハナワラビ220104自然遺産の森
オオハナワラビの胞子葉は高さ40cmくらいはあります。


オオハナワラビの葉
3-7.オオハナワラビの葉220104自然遺産の森 (3)
栄養葉の葉先は尖っていて鋸歯は鋭い。


ヌリトラノオ
3-8.ヌリトラノオ220108自然遺産の森 (3)
チャセンシダ科。道中の湿った斜面にオオキジノオなどと一緒に生えていました。


ヌリトラノオ
3-9.ヌリトラノオのソーラス201087自然遺産の森
ソーラスはトラノオシダの仲間に多い細長い形。葉柄は黒に近い紫褐色で漆を塗ったようにも見えることからヌリの名前が付いた。


今日の記事は終わります。
最後までお付き合い頂きまして有難うございました。
次回はこの続きです。
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コメント

フジの実

大きな豆のような鞘はフジの実だったのですね、フィールドの地面に時々落ちていて何の実かと思っていました。
アサギマダラの幼虫はガガイモ科のキジョラン、カモメヅル、イケマ、サクラランなどを食草とすると書かれていますね、そちらの森でもアサギマダラが生まれているかもしれませんね。ナイスです!

こんばんは♪

ミヤマシキミ、赤と緑がクッキリと綺麗ですね。植物の生態の逞しさには感心するばかりです。
このシダはヌリトラノオって言うのですね。我が家の庭にも生えてますよ。
アサギマダラがこの森で生まれてくれたら・・嬉しいですね~♪

✿バラで和んでいただけて(人''▽`)ありがとう☆ございます。

No title

ミヤマシキミの実が綺麗ですね。
狭山丘陵のミヤマシキミの雄株を先日見に行きましたが、蕾が全く付いていませんでした。
今年は花が見られそうもありません。
コバノカモメヅルの種子が綺麗に並んでいる所をよく撮られてますね。
ヒトツバのソーラスも素晴らしいです。

No title

フジの実たくさんできていますね!びっくり。
コバノカモメズルの種子は結構ぷっくりと大きいのですね。こちらコカモメズルがあったんですが実はできているの見たことがないです。
ガガイモ科の植物はなかなか花が咲く割には実ができないように思います。
ヌリトラノオの名の由来は漆ですか!勉強になりました。

No title

フジの実の鞘は時々山道で見かけます。ミヤマシキミは有毒とのことですが、野鳥には食べられるんですね。
コバノカモメヅル、花は見ましたが実は見られていません。テイカカズラにそっくりなんですね。

アサギマダラの幼虫😱

こんにちは(^^♪
アサギマダラの幼虫って冬のこの時期にも見えるものですか😱 トミさんの地域で羽化したとしても成蝶は遠くに旅にでるのでしょうか?

冬に蝶の便りを訊くのは物凄い衝撃的な話です!(^^)!

コバノカモメヅルの鞘ってガガイモのケースに似ていますね~!種もそうですが(*^▽^*)

ヒトツバの胞子\(◎o◎)/!
凄い数の胞子(^^ゞ見たことがありません!
ヌリトラノオもう~ん??
冬のシダの葉の裏をひっくり返して見たことがないから一度はやってみないと駄目ですね(^_-)-☆
勉強させてもらいました🙏

RE:フジの実

nika4さん
コメントありがとうございます。
今山道などを歩いていると大きなやや平らな実が落ちています。フジの実ですね。鞘が割れてこの実が弾け跳びますが、その時に結構大きな音がするとか。私は聞いたことがありませんがフジの実を家に持ち帰って観察した人がいます。この辺ではアサギマダラは世代交代しないのだろうと思っていましたが、どうやらその可能性があるようです。

RE:こんばんは♪

miyakoさん
コメントありがとうございます。
この時期、花が少ないのでミヤマシキミのようなきれいな実を見ると嬉しくなります。野鳥たちもこうした目立つ実を見て啄むのでしょうね。短い時間の間にほとんど無くなっていました。
そうですか、今年の干支にちなんだトラノオの仲間のシダがお宅の庭にありますか。
アサギマダラがこの森で成虫になる可能性があるとは嬉しい事です。

No title

緑の散歩道 さん
コメントありがとうございます。
そちらのミヤマシキミの雄株、蕾がないとは少々残念ですね。色どりの少ないこの時期にミヤマシキミのやや大きな赤い実を見るのも1つの楽しみですね。コバノカモメヅルの袋果が割れて種子がきちんと並んでいる良い所を写真に撮ることが出来ました。この森では今までこの実を見たことがあまりなかったです。

No title

yasuko さん
コメントありがとうございます。
この森でもコバノカモメヅルの実を見た記憶はあまりないです。今回思わぬところで見つけて少々嬉しかったです。
ヌリトラノオの茎の色は銘名者が漆を塗ったように見えたのかな。実感としては少々オーバーな気もします。

No title

山が好きさん
コメントありがとうございます。
結構人間には有毒でも野鳥や昆虫は平気で食べるものが結構ありますね。体の仕組みが違いうのでしょうか。
コバノカモメヅルのような植物の実は意外と見る機会が少ないですね。この森で見た記憶があまりないです。今回見つけて嬉しかったです。山が好きさんは時々ガガイモの実や種子をアップしますが私はガガイモの実をこちらの山で見たことがないです。

RE:アサギマダラの幼虫😱

風の谷の鰍さん
コメントありがとうございます。
nika4さんのエリアではガガイモの葉を食べてアサギマダラの幼虫が成蝶になるらしいですが、この地域ではあまり聞いたことがなかったです。でも先日新聞に載りました。その後、しらべたらこのコバノカモメヅルも食草という事なので今の時期サナギになっている可能性はあるなと思います。もし、成虫になったとしたら春、その場合はやはりここで世代交代するのではないかな?。コバノカモメヅルは以前はガガイモ科だったので同じような実や種子が出来ますね。
野鳥観察しながらシダの葉裏を覗いて見るのもいいかも知れまでんですね。

No title

こんばんは。

冬の間も視点を変えるといろいろ観察できることがよく分かります。
この時期は小鳥がメインになってしまい植物のほうは疎かになってしまっていますのでこちらで楽しませていただきました。


No title

田舎のオヤジさん
コメントありがとうございます。
この観察会もメンバーの中に野鳥の会の人が2名いるので冬は野鳥が沢山いれば野鳥が主な観察対象となりますが、この冬は少ないので植物観察がメインになってしましました。
でも植物も冬は冬の楽しみ方がありますね。

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ヤフーブログから移って来ました。よろしくお願いします。
岐阜県各務原市の里山の自然を楽しみながら歩いています。
花や虫や野鳥などなんでも見てやろうの気持ちでいます。

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