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ホオノキの花・ミヤマナルコユリの花・ネムノキ・イワツバメ・タベサナエ・エゴノキの揺籃ー5月中旬:鵜沼の森

前回に続いて5月中旬に家の近くの鵜沼の森を散策しながら見た植物や野鳥・昆虫たちです。
今日は「その2」です。


ホオノキの花
1.ホオノキの花230510鵜沼の森 (12)
この森の散策道沿いにホオノキが数本生えています。この木は群れて生えることはないですね。ポツン、ポツンと生えていますが、どれも大木。この季節は花の時期です。残念ながら上から花を見るような場所には生えていません。皆下から見上げる花ばかり。


ホオノキの花
1-2.ホオノキの花230510鵜沼の森 (11)
ズームを伸ばして撮ってみました。花は1度に咲かずにポツポツと毎日のように咲き始めます。


ホオノキの花
1-3.ホオノキの花230509鵜沼の森 (13)


ミヤマナルコユリ
1-4.ミヤマナルコユリ230509鵜沼の森 (2)
キジカクシ科アマドコロ属。ナルコユリやアマドコロと同じ科なのでよく似たところがあります。ただ葉に隠れて1つ2つと可愛い花が咲くのであまり目立ちません。


ミヤマナルコユリ
1-5.ミヤマナルコユリ230509鵜沼の森 (3)
どういう訳かこの森では斜面に生えているので下に回って少し苦労して撮ります。


ミヤマナルコユリ
1-6.ミヤマナルコユリの花230511鵜沼 の森50) (12)
花は 筒状、白色、長さ7~21㎜。先は緑色を帯び、浅く6裂し、わずかに開きます。こんなわずかにしか開かない。どんな虫がどのようにしてもぐりこんで受粉するのか不思議。


ミズヒキの葉
1-9.ミズヒキの葉230509鵜沼の森 (17)
秋に花が咲くタデ科の多年草。葉に模様が入ることで知られていますが、この場所の1角では毎年非常にくっきりとした模様が入ります。


ネムノキ
1-9-2.ネムノキ開葉230520鵜沼の森 (1)
この周辺の里山で一番遅く葉が出て茂るネムノキ。5月中旬にようやくこのように葉が茂りました。この葉が茂ってくるとその年の霜はもう降りないという言い伝えがあり、農作業の目安ともなっていました。


イワツバメの巣
2.イワツツバメの巣230510鵜沼の森 (33)
鵜沼の森周辺には5階建ての集合住宅が数十棟建っています。その軒下にはイワツバメなどの巣ができています。戸建て住宅の軒下はツバメ。集合住宅の軒下はイワツバメとコシアカツバメと住み分けています。これはイワツバメの巣。親鳥は巣から体を少し見せています。ブロ友さんのご指摘で→スズメに巣を乗っ取られたようです。


イワツバメの巣
2-2.イワツバメとその巣230510鵜沼の森 (7)
ブロ友さんのご指摘でよく見れば体を乗り出しているのはスズメですね。こういうことがあるとは知らなかったです。面白いことを知りました。
イワツバメの場合、毎年同じカップルが同じ巣を使うのかどうか分かりませんが多少修理を知て使うようです。


コシアカツバメの巣
2-3.コシアカツバメの巣
イワツバメと似た巣を作りますが、少し違いがあります。トックリの口のような少し狭い部分を持った巣が多い。かといってこうした部分がない巣もあります。


コシアカツバメ
2-4.コシアカツバメ (2)
こちらはカップルでしょうか。コシアカツバメもイワツバメも隣り合って巣を作ることもあるようです。今年も両ツバメの子育てが始まりました。


コチャバネセセリ?
3.コチャバネセセリ230511鵜沼 (24)
もう一つ翅の色模様がハッキリしませんがコチャバネセセリでいいと思います。


コミスジ
3-2.コミスジ230509鵜沼の森 (6)
このチョウは優雅に飛びますね。森の中でかなり頻繁に出会います。


シオヤトンボ
3-3.シオヤトンボ230509鵜沼の森 (11)
体の色が羽化して間もなくということではなさそうなのでこの時期にこの色はたぶん雌。


タベサナエ
3-4.タベサナエ230511鵜沼 の森50) (10)
池の中に生えているキショウブの葉にトンボが。サナエトンボだろう。


タベサナエ
3-5.タベサナエ230511鵜沼 の森50) (12)
少し回り込んで胸の模様などが見えるところに。やはりタベサナエでした。尻尾の胸に近いところに突起が見えるので雄。


アオハナムグリ
3-6.アオハナムグリ230509鵜沼の森 (2)
コアオハナムグリは良く見かけますが、これはアオハナムグリでやや大きい。


エゴツルクビオトシブミの揺籃
3-7.エゴツルクビオトシブミの揺籃230518鵜沼の森 (2)
エゴノキをよく見るとオトシブミが作る揺籃がいくつもできています。このオトシブミを作った虫を探しましたが見つかりません。小さな黒い虫が作りました。この中に卵を産んで葉を丸めて枝にぶら下がっています。虫を見つけたらまたアップします。


今回の記事は終わります。
最後までお付き合い有難うございました。



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コメント

こんばんは♪

ミヤマナルコユリは自然のものですわね。
ミズヒキの葉の模様はえらいハッキリしていますのね。
ツバメさんたちは上手に巣をつくるものですねぇ。
接着剤もないのに、どうやって天井にくっ付けるのかしら?
ラストの虫は一回読んでも理解できないややこしい名前ですが、
エゴ・ツルクビ・オトシブミとすれば分かりますね(笑)

No title

ホオノキの花の甘い香りは強いですよね。
本当にミヤマナルコユリはどうやって受粉するんでしょうね。コシアカツバメは見たことがないです。巣も面白い形ですね。

No title

エゴツルクビオトシブミの揺り篭はこんな感じなんですね。
イワツバメの巣は橋の下などにあるのことが多いです。コシアカツバメの巣は結構高い建物の軒下が多いので同じ場所にあるのはこちらではほとんどないと思います。
イワツバメの巣はスズメにのっとられているようですね!顔を出しているのはスズメですよ!
ネムノキの葉が茂ると霜はもう降りないのですか!面白いですね!
ほおの木の花は、高いところで咲くのでなかなか撮れないです!

こんばんは

今日は朝から山へ行ってきました。山の空気は気もち良くとても爽やかでした。
今日は私も4月に咲いていたアマドコロをアップしましたが
今ミヤマナルコユリを拝見して、あらま違ってしまったかしら?と・・・。
よく似ているんですね~
ツバメと言ったら、子供の頃から見なれた普通のツバメしか知りませんでした。
子ツバメ達の、大騒ぎの場面がみられなくてちょっと淋しいけれど
ツバメにとっては安全なのでしょうか~
鳥の子育ては見ていても楽しく可愛らしいですね。

No title

トミさん、おはよう御座います(。◠‿◠。)
ホオノキの花は横浜に来てからは出遭いがありません遠出をしないから撮ることが出来ないのでしょう。
普通のツバメの巣や孵化して親が食べ物を運んでいる所を昨日に観ましたがイワツバメやコシアカツバメは見たことがありません。
シオカラトンボは先日見掛けました。
ナイスショットです~~~(*ᐛ*)

No title

美風(mifu) さん
コメントありがとうございます。
このミヤマナルコユリは自生しているものです。
ミズヒキの葉の模様は概ねこうした模様は出てきますがこの場合すごくハッキリはっきりした模様でしょう。
ツバメは巣を作るときに泥を運んで自分の唾を混ぜて作るようです。その唾液の中に接着剤的な働きをするものが含まれているのではないかな。
「エゴツルクビオトシブミ」の名前の分解、正解です。
このオトシブミを作った虫を撮ったのでそのうちにアップします。

No title

山が好きさん
コメントありがとうございます。
そうですか、ホオノキの花はいい香りがするのですか。葉にも同じような成分が含まれているのでしょうね。朴葉寿司などいい香りがしますね。
今コシアカツバメやイワツバメがこの近所を飛び回っています。

No title

yasukoさん
コメントありがとうございます。
今この周辺ではイワツバメもコシアカツバメも沢山飛び交っています。巣から体が出ているのはてっきりイワツバメと思い込んでしまいました。よく見たらご指摘のようにスズメですね。スズメもこういうことをするんだと勉強になりました。早速補足しておきました。有難うございます。

No title

徒然散歩さん
コメントありがとうございます。
そうですね、この季節晴れていると山の中の散歩本当に気持ちがいいですね。
アマドコロとミヤマナルコユリの花はよく似ていますね。ミヤマナルコユリの花の方が少し小さくて白いかな。
この周辺では戸建て住宅の軒下では普通のツバメが今子育ての最中。こちらの集合住宅では2つのツバメが子育て中。すみ分けているようです。

No title

ひまじんさん
コメントありがとうございます。
ホオノキはあまり都会の中では見られませんですね。
この周辺では戸建住宅地では普通のツバメが、集合住宅地ではコシアカツバメとイワツバメがと住み分けています。
そちらでもシオカラトンボの姿を見ましたか。そろそろそんな季節なのですね。

No title

こんにちは。

ホオノキは大きくなるので花はやはり下から見るのが多くなりますね。
故郷の山の中に谷から生えている木があって、これは林道からでは目の高さより下なので花は見易いですが、行く機会が少なくなりました。

ツバメも3種類が見られるのですね。
ツバメ、イワツバメは見る機会がありますが、コシアカツバメはこちらでは数少ない鳥で、まだ見たことがありません。
コチャバネセセリやコミスジも数多く見られるようになりましたね。
タベサナエはこちらでは見られず、似たのがコサナエです。

No title

田舎のオヤジさん
コメントありがとうございます。
いいですね、ホオノキを上から目線で見られる木があると。でもなかなか行けないのですね。
私がいる団地は大きな団地でして戸建て住宅地と集合住宅地がありそれぞれツバメはすみ分けています。戸建て地は普通のツバメ、集合住宅地はイワツバメとコシアカツバメ。
こちらではコサナエは見た記憶がありません。タベサナエとよく似ているのですね。

No title

ホウノキの花が咲きましたか!たいてい大木なので鼻は下から見るばかりです。
ツバメの巣を乗っ取るスズメがいるとは驚きです。
火曜日の小学校の校庭観察でも多様な蟲が見られるといいのですが、何分校庭なので、それなりに管理されており、虫が少ないです。

No title

harekaさん
コメントありがとうございます。
ホオノキの花を上から見てみたいと思っているのですが。なかなかそういう場所がないですね。
私もイワツバメの巣から体が見えるのはてっきりイワツバメと思い込んでいました。スズメがこんなところにいるとはビックリですね。
そうですね。学校の校庭は木々も草も少ないので昆虫はあまりいないかもしれえませんですね。観察会がうまくいくといいですね。

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ヤフーブログから移って来ました。よろしくお願いします。
岐阜県各務原市の里山の自然を楽しみながら歩いています。
花や虫や野鳥などなんでも見てやろうの気持ちでいます。

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