ガマズミの花・コオホネの花・マンネングサ・イチモンジカメノコハムシ・アケビコノハ幼虫ー５月２１日：自然遺産の森

５月２１日、MFの自然遺産の森から東海自然歩道を歩いて寒洞池というところまで行って帰ってきました。普通に歩けば片道２０～３０分。谷間の道です。
２回に分けてｱｯﾌﾟします。
今回、終わりに見慣れない人はびっくりするような写真があります。気になる人はパスしてください。知っている人はえ～面白いなとなるかな。


ガマズミの花

ガマズミの花が咲きだしました。

ガマズミの花

この周辺の里山にはガマズミ、ミヤマガマズミ、コバノガマズミの３種が生えています。ガマズミ以外の２種は約１か月近く前に咲きだしもう実が出来始めています。


コオホネの花

池の中にコオホネが咲きだしました。黄色いこの花は秋も終わりの１１月ころまで次々と花を咲かせます。この花を見ると初夏が来たなと感じます。ここはもっと沢山生えていたのですが、大きな鯉が何匹もいてコオホネを食べて少なくなってしまいました。


コオホネの花

小さな池には鯉は住んでいないので葉が茂り元気がいいコオホネになっています。１匹のクモが見えますがオオシロカネクモかな。




オオバタネツケバナ

小さな池から流れでる小川の中にオオバタネツケバナが生えていて花を咲かせています。


ユキノシタの花

ユキノシタ科ユキノシタ属。ユキノシタがどこでも見られる植物でなかったらこの花はもっと大切に扱われるだろうなと思います。
面白くてきれいな花ですよね。


コモチマンネングサ

ベンケイソウ科マンネングサ属。この森にはマンネングサ３種が生えて今花が咲いています。これは在来種。


コモチマンネングサ

子持ちの名前の所以は白い矢印。葉の基部にあるムカゴです。これがポロッと落ちてそこから発芽します。でもきれいな花を咲かせるのに種子はできないようです。


ツルマンネングサ

中国から古く日本に入ってきたようです。花をつけない茎は地をはって伸びる。


ツルマンネングサ

葉は3個ずつ輪生しているので分かり易いです。でもこれも花が咲いても結実しないとか。


メキシコマンネングサ

メキシコと名前がついていますが、外来種には間違いないようですがメキシコから入ってきたとは断定できないようです。葉は尖っていて互生。この野草は実もできて種子もできるようです。


クヌギカメムシ幼虫

以前、昨年の晩秋にクヌギカメムシの卵を沢山見つけた記事をｱｯﾌﾟしました。最近になってクヌギカメムシの幼虫が例年以上にいるようです。この１個の野草に見えるだけでも１０匹くらいのクヌギカメムシの幼虫がいます。この日も沢山のクヌギカメムシの幼虫を見ました。



シマサシガメ

今年はシマサシガメもよく見つけます。ただいま食事中のようです。


イチモンジカメノコハムシ

背中全体が透明のプラスチックのようなもので覆われているハムシ。この時期、ムラサキシキブやヤブムラサキの葉の上をよく見ると時々います。


イチモンジカメノコハムシ

ムラサキシキブ、ヤブムラサキの葉を真ん中から穴をあけるようにして食べます。飛ぶときには背中の透明の覆いを挙げて下翅を出して飛びます。見たことがあります。


ダビドサナエ

この森でよく見かけるサナエトンボはタベサナエ。今回はダビドサナエがいました。尻尾の先をよく見ると雄。回り込んでもう少しいい角度で。


ダビドサナエ

この森でダビドサナエに会ったのは久しぶりでした。

アケビコノハ幼虫

最初に人によっては驚くかもしれませんと書いたのはこの幼虫です。幼虫とは思えない風貌。多分終齢幼虫。これも久しぶりの出会いでした。アケビコノハという蛾の幼中です。成虫も天敵の野鳥をビックリさせるような眼玉模様を下の翅にもっていますが、幼虫時代からこの風貌。


アケビコノハ幼虫

さてどこが頭で尻尾か分かりますか。左側に３角状に突き出ているのは尻尾。頭は右側にあり丸めています。アケビやムベで見ることが多いですが結構食草は幅広い。これはヤマウコギの木で見つけました。こんな風貌ですが人間には毒も害も何もないです。


今日の記事は終わります。
最後までお付き合い有難うございました。
次回はこの続きです。