ゴンズイの実・スズメウリの花・ミヤマママコナの花・カラスアゲハ・チョウトンボー９月上旬：鵜沼の森

前回に続いて９月上旬に近くの鵜沼の森を散策したときに見た植物や昆虫・キノコです。今回は嬉しいことが２つありました。内容は、記事を見てください。


夕焼け空

９月に入ってこんな夕焼け空の日もありました。

ゴンズイの実

ミツバウツギ科ミツバウツギ属。落葉小高木。葉は対生し、奇数羽状複葉で全体の長さは10 ～ 30センチメートル 。あまり役に立つ木ではないので魚のゴンズイが食べられないのにちなんで同じ名前が付いたとか。


ゴンズイの実

秋早く赤い実が生り、その実が割れて中から黒い種子が出てくる。良く目立ってなかなかきれいです。


スズメウリの花

ウリ科スズメウリ属。つる性1年草。雌雄同株。雌花、雄花ともに葉腋に単生するが、枝先では時に雄花が総状につくこともある。これは雌花。


スズメウリの雌花

秋も深まると白い丸い実が良く目立つようになる。雌花はその実になる子房が花の時から目立つ。


サネカヅラの花

ビナンカヅラとも呼びます。マツブサ科サネカズラ属。雌雄別株または同株。これは雄花。


サネカヅラの花

同じ株で雌花も探したのですが。見つからなっかった。雄しべは球状に集まっています。昨年はこの近くで赤くなった実を見たのですが。今年はどうかな。


ミヤマママコナ

ハマウツボ科ママコナ属。茎は細いが木のように固いので最初は草とは思わなかったが１年草。かつてMFでもママコナがあったのですが、ここ１０年ほど見ていません。ミヤマママコナだけです。皆さんのフィールドではいかがでしょうか。


ミヤマママコナ

アップで見ると喉（？）の奥の方に黄色い部分が見え手前にご飯粒（ママコ）のようなものが２つ見える。名前の所以ののようです。花の時期は長くてこの辺では１２月初旬まで見えることもあります。


カラスアゲハ

今年はクサギの花に黒いアゲハがあまり来ないと嘆いたことがありましたが、見ました。それも、もしかしたらカラスアゲハ？


カラスアゲハ

MFでカラスアゲハを見る事はほとんどありません。いつ以来か記憶にないです。今日の記事で嬉しかったことの１つはこのカラスアゲハ。間違いないですよね。


オオモンクロクモバチ

イオウイロハシリグモなどの大きな徘徊性のクモを狩るハチ。地面をうろついていました。


チョウトンボ

今回もう１つ嬉しかったことはこのチョウトンボ。鵜沼の森を散策してからもう長い時間が経ちますが、その間１度も鵜沼の森の地区の池でチョウトンボを見た事がありません。それが９月に入って見付けました。


チョウトンボ

この池で発生したのかどこからか飛んできたのか分かりません。２匹見ました。


チョウトンボ

きれいですね。来年も見られると良いな～。

タマゴテングタケモドキ

タマゴテングタケモドキの幼菌が地上に顔を出しています。

タマゴテングタケモドキ

近くには大きくなったタマゴテングタケモドキもありました。毒があるようです。


ヘビコノコモドキ

テングタケ科。夏から秋にコナラやカシ、シイなどの林内の地上に発生する。


ヘビキノコモドキ

名前は傘の表面模様、柄の模様がヘビのウロコを連想させることからのようです。毒を持っているとのこと。


ボタンイボタケ

これはまだ小さいですが大きくなると直径２０ｃｍ位になるのもあります。そうなると豪華なボタンの花を連想する人もいるのでしょうね。傘の裏はイボ状態です。


今回の記事は終わります。
最後までお付き合い有難うございました。