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アメリカタカサブロウ・ゲンノショウコ・ツチカブリ・ヤマクダマキモドキ・ホソミイトトンボー9月上旬:自然遺産の森

9月第2土曜日は自然遺産の森での定例の観察会でした。少し前のことになりますが、下見の時に見た事と併せて2回に分けてアップします。
今日は「その1」です。


まだ夏の自然遺産の森
1.自然体験塾の夏230903自然遺産の森 (61)
9月に入ったとは言えまだ真夏の装いの自然遺産の森。


アメリカタカサブロウ
2.アメリオカタカサブロウの花と種子230903自然遺産の森 (2)
かつてこの森では在来種のタカサブロウも見られたのですが、最近はアメリカタカサブロウだけになってしまいました。


アメリカタカサブロウの種子
2-3.アメリオカタカサブロウの花と種子230903自然遺産の森 (1)
タカサブロウとよく似ていますが、種子の形がちがうのでアップしましたが、少し見難いかな。種子の両側がギザギザが出来ている。


ワレモコウ
2-4.ワレモコウの花230903自然遺産の森 (15)
くもの丘というところにワレモコウが生えて花が咲いています。沢山の花が集まっていて上から下へ咲いていきます。


ワレモコウの花
2-5.ワレモコウの花230903自然遺産の森 (19)
小さな花をアップで撮って見ました。4枚の萼と4個の雄しべがあり、雌しべは小頭状。


ゲンノショウコ
2-6.ゲンノショウコ230903自然遺産の森 (78)
ゲンノショウコの花が咲きだしています。関東の方では白い花が多くて、関西方面では赤い花が多いとか。この辺では赤と白の花が両方ありますがこの時には赤い花しか見つかりませんでした。


ツチカブリ
3.ツチカブリ230909自然遺産の森 (48)
白い大きなキノコが地上に生えています。シロハツ、シロハツモドキ、ツチカブリ、どれだろうか。


ツチカブリ
3-2.ツチカブリ230909自然遺産の森 (91)
ヒダも密、傷をつけると白い乳液のような汁が出てくる。ツカカブリだ。


ウラナミシジミ
4.ウラナミシジミ230909自然遺産の森 (63)
この辺ではウラナミシジミは9月に入ると見られるようになる、早速登場してくれた。これから良く姿を見せてくれるはずだ。


キイロスズメ幼虫
4-1.キイロスズメ幼虫230903自然遺産の森 (28)
ヤマノイモの茎に大きな青白い虫が。キイロスズメガの幼虫。これだけ大きいと多分もう終齢に違いない。


オニヤンマ産卵
4-2.オニヤンマ産卵230903自然遺産の森 (48)
この写真だけでは何の写真か分からないですが、これしか撮れなかったオニヤンマの産卵シーンです。私にとっては中々見られないシーンなのでアップしました。ホバリングしながら何度も体を上下させ、浅い水の底の泥に、お腹の先にある産卵管をまっすぐ突き刺すようにして産卵していました。


トックリバチの巣
4-2-1.トックリバチの巣230909自然遺産の森 (64)
まだ口が開いていないのでこの中には親バチが生んだ卵と餌として運び込み毒針で麻痺させた青虫や蛾の幼虫、クモなどがいるはずです。春に孵化するハチの幼虫はその餌を食べて成長する。


ギンツバメ
4-3.ギンツバメ230903自然遺産の森 (42)
ツバメガ科、中々きれいな蛾ですね。


ササキリ雌
4-4.ササキリ雌230903自然遺産の森 (93)
雄ならジキジキ・・・・と今ころ鳴いているはずですが、これは産卵管を持っているので雌。鳴きません。


フタモンウバタマコメツキ
4-6.フタモンウバタマコメツキ230909自然遺産の森 (74)
大きなコメツキムシの仲間。翅の両側に黒い紋が2つ(フタモン)あります。


フタモンウバタマコメツキ
4-7.フタモンウバタマコメツキ230909自然遺産の森 (73)
裏返しても6本の脚を固く閉じてもう私は完全に死んでいると訴えていて全く動きません。地面におろして暫くすると動き出して飛んでいきます。


ナシケンモン
4-8.ナシケンモン230909自然遺産の森 (79)
桜の木に擬態したように樹皮に似た蛾が止まっています。ナシケンモンという蛾。ヤガ科。


ヤマクダマキモドキ
4-9.ヤマクダマキモドキ230903自然遺産の森 (87)
久しぶりにヤマクダマキモドキに出会いました。よく似たサトクダマキモドキには時々出会うのですが。前脚の色が他の脚のように緑ではなくて少しだけ赤みがかっている、これが特徴。


ホソミイトトンボ
5.ホソミイトトンボ230903自然遺産の森 (20)
9月上旬のホソミイイトトンボで成熟したきれいな色になっている。夏型なのだろと思います。冬越しをする秋型はまだこの色までは成熟していない。


ホソミイトトンボ
5-3.ホソミイトトンボ雌230903自然遺産の森 (114)
矢印の部分を眼後紋と言いますが、青くなって両方がつながっている、ホソミイトトンボの1つの特徴です。


今日の記事は終わります。
最後まで有難うございました。
次回はこの続きです。
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コメント

No title

いろんな昆虫が紹介されていますね。死んだふりをしているコメツキ面白いですね。
ワレモコウの花のアップ、こんななんだと驚きました。
アメリカタカサブロウってこんな花だったんですね。タカサブロウも知らないのですが。

No title

こんばんは。
タカサブロウの仲間は最近見ていませんが種の端の形状で見分けがつくのですね。
先日、久しぶりの散策でゲンノショウコの白い花と何年か前に見つけた赤い花を見てきました。
ウラナミシジミはそちらでも発生が始まっていますか。この時期はこちらと同じように思います。
フタモンウバタマコメツキというコメツキムシの仲間がいるのですか。 地味好みの私も会ってみたいものです。
ヤマクダマキモドキもサトクダマキモドキ同様なかなか会えません。

こんばんは

田んぼでいっぱい咲いているタカサブロウもきっとアメリカタカサブロウなんだろうなぁ~
ワレモコウも、アップで見るとしっかりお花が咲いていますね~
ワレモコウの花を見ると田舎を思い出します。
ゲンノショウコの花は、赤花も白花も見ますが花以上に実が楽しみです~
トックリバチの巣~驚きました。
ハチの巣って、蜂の種類によって違ってもどれも芸術作品のようですね~
虫の名前はほとんど知りませんが、フタモンウバタマコメツキは怖いお面のように見えました。
生き延びるためには死んだふりしてバタリ!
大昔『熊に出会ったら死んだふりするんだよ!』って聞いたことあるけど、今だったら食べられちゃいますね(笑)
トンボの眼も奥が深そうです~
ホソミイトトンボの姿はきれいですね~

こんばんは♪

タカサブロウってそういう名前の人が発見したのかな?
ワレモコウのマクロすごいですね。全体だってボケて撮ることが出来ませんのにww
ここまで写せますのね。

キイロスズメガの幼虫とかフタモンウバタマコメツキなど、私が出合っても何なのか分からないでしょうね。
コメツキは死んだふりが得意なんですね(笑)

No title

うちの近くのtakasaburouは去年実を確認したところアメリカではなくタカサブロウでした。
我がトンボ池にはkonagiがありますがアメリカコナギなのかコナギなのか花が咲いたところを見たことがなく確認できていないです。
いつの間にか帰化植物が入ってきているのはなんだか怖いですね。
キイロスズメ成虫は見たことありますが幼虫はまだ撮ったことないです。スズメガの仲間の幼虫ですませているのかもですね。
ヤマクダマキモドキはまだ撮ったことがないです。こちらで見るのは皆サトクダマキモドキです。
ホソミイトトンボは、先日五月山で撮りました。
居るんだな~とうれしかった。

No title

山が好き さん
コメントありがとうございます。
この死んだふりのコメツキ、微動だにしませんでした。
それが地面に置くとまもなくウロウロ動き出すのが面白かったです。
本当はタカサブロウとアメリカタカサブロウを比較して載せればいいのですが、アメリカさんしかなかったです。

No title

田舎のオヤジさん
コメントありがとうございます。
本当はアマリカタカサブロウと在来種を比較して載せればいいのですが、アメリカさんしかなかったです。
そうですか、ゲンノショウコの赤と白の両方を見られたのですね。こちらでも最近は両方を見る事が出来ます。
ウラナミシジミの発生は関西のブロ友さんは7月頃から姿を見せるとありますが。そちらとこちらではほぼ同じころですね。
クダマキモドキもかつては沢山見られたのですが、最近は滅多に出会いが無くなりました。今回は久しぶりでした。

RE:こんばんは。

徒然散歩さん
コメントありがとうございます。
そちらで沢山見られるというタカサブロウ、もしかしたら在来種かもしれませんよ。でも変な名前ですね。
ワレモコウの花は派手ではありませんが、なんとなく故郷の秋を思い出させてくれますね。
ハチの巣はおっしゃる通り種類によって色々と変化があります。ハチも種類によって生き方が本当に違うので面白いです。
フタモンウバタマコメツキ、しばらくして地面に置くとまもなくウロウロと動き出します。面白いです。
ホソミイトトンボは成熟するとこのようにブルーになってきれいですね。

RE:こんばんは♪

美風さん
コメントありがとうございます。
「タカサブロウ」って変な名前でしょう。その上アメリカから来た植物にも「アメリカタカサブロウ」変ですよね。調べてみると名前の由来は不明とあります。
ワレモコウのマクロ、決して腕前ではなくてカメラの性能のおかげです。歳とともに眼が衰えてきて細かいところが見えなくなりました。カメラに助けてもらっています。
このコメツキの死んだふりは面白かったですよ。しばらくして地面に置くとまもなくウロウロと動き出します。

No title

yasukoさん
コメントありがとうございます。
そちらのタカサブロウは在来種でしたか。良いですね。
比較してアップしようと思ったのですが、在来種がなかったです。ほんと色々な所に外来種が入りこんできていますね。最近昆虫でも1種類外来種を見付けました。機会を見てアップします。
ヤマクダマキモドキもかつてはもっと沢山いたのですが、最近はあまり見かけなくなりました。久ぶりの登場です。

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岐阜県各務原市の里山の自然を楽しみながら歩いています。
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