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ツルマメの花・コンイロイッポンシメジ・クロコノマチョウ幼虫・モンクロシャチホコ幼虫ー9月上旬・自然遺産の森

前回に続いて9月第2土曜日にMFの自然遺産の森で行った定例観察とその下見の時に見た植物やキノコ・虫たちです。
今日は「その2」です。


オミナエシ
1.オミナエシ210828自然遺産の森 (3)
オミナエシが所々で咲いていてきれいです。私は鼻が良くないのであまり臭いませんが、きれいな花なのに変な臭いがするとか。


オトコエシ
1-2.オトコエシ230903自然遺産の森 (84)
オミナエシ(女郎花)に対するオトコエシ。共にスイカズラ科オミナエシ属。


ツルマメ
1-3.ツルマメの花190911自然遺産の森
草地に咲いていました。マメ科ダイズ属。


ツルマメ
1-4.ツルマメの花170906自然遺産の森
これは大豆の原種とも言われています。良く似た花でヤブマメというのがありますが、実が出来ると違いが分かります。実が出来たら共にアップします。


カレバキツネタケ
2.カレバキツネタケ230909自然遺産の森 (52)
キシメジ科。キノコの色はキツネ色。広葉樹林の地上に沢山生えてきます。


キイボカサタケ
2-3.キイボカサタケ180714自然遺産の森 (2)
イッポンシメジ科。森の中のやや暗いところに生えてくるきれいで小さくて可愛いキノコです。傘の頂上にポツンとイボのようなものがあり、おとぎ話にでも出てきそうなキノコ。


コンイロイッポンシメジ
2-5.コンイロイッポンシメジ230909自然遺産の森 (39)
きれいな色の珍しいキノコを見付けました。イッポンシメジ科。森の中の地上に生えていました。こういう色のキノコは珍しいですね。


コンイロイッポンシメジ
2-6.コンイロイッポンシメジ230909自然遺産の森 (40)
傘の裏のヒダは白い。白いのはまだ老菌になっていない証拠。柄の色も写真ではきれいに出ていないがやはり、傘と同じような色が出る。


トゲカメムシ
3.トゲカメムシ230903自然遺産の森 (15)
前胸背側角が尖るのが特徴。交尾中でした。


クロコノマチョウ幼虫
3-1.クロコノマチョウ幼虫230903自然遺産の森 (4)
ジュズダマの大きな株があります、その株の葉が沢山食われていました。これは間違いなくクロコノマチョウの幼虫が食べた痕だと思い、探しました。沢山いました。クロコノマチョウの幼虫の顔にはいくつかパターンがあります。その顔のパターンは脱皮しても幼虫の間は変わらないです。


クロコノマチョウの幼虫
3-2.クロコノマチョウ幼虫230909自然遺産の森 (86)
顔の正面が黒いパターン。尚、左にある黒いものは脱皮した痕です。


クロコノマチョウの幼虫
3-3.クロコノマチョウ幼虫230909自然遺産の森 (85)
顔の回りが細い黒で縁どられたパターン。



クロコノマチョウの幼虫
3-4.クロコノマチョウ幼虫230903自然遺産の森 (2)
顔の回りは太く縁どられてさらに下に2つの斑紋がある。


エンマコオオロギ
3-5.エンマコオオロギ230909自然遺産の森 (86)
エンマコオオロギの鳴き声はきれいですすね。私は大好きです。捕まえてみました。後ろにトゲのようなものが突き出ていますが、これは産卵管ではないです。なので雄。鳴きます。


エンマコオオロギ
3-6.エンマコオオロギ230909自然遺産の森 (85)
観察容器の中に入れて皆で観察。これが地獄へ行くとお目にかかるという閻魔様の顔。まだ誰も見たことが無いですね。あの世に行っても会いたくなない顔。でも一応覚えておこう。


桜の木
4.モンクロシャチホコ幼虫発生:桜230910自然遺産の森 (25)
これは森の入り口にある広場の桜の木です。9月上旬、何か変ですよね。桜の木は落葉が早いとは言え完全に葉が無くなっています。この記事はメインデイッシュのない食事のようなものになりましたが、一応アップします。
この桜の木の葉はモンクロシャチホコの幼虫に皆食べられてしまいました。



バーダーさん達
4-2.ツツドリを追いかけるバーダーさん230910自然遺産の森 (25)
そのモンクロシャチホコの幼虫が大好きなツツドリが8月後半から沢山やってきました。そのツツドリ目当てに沢山のバーダーさんが毎日集まってきていました。それを知りながらツツドリも大勢のバーダーさんの様子も写真に撮らなかった。なのでメインディッシュがない料理になってしまいました。


モンクロシャチホコの幼虫
4-3.モンクロシャチホコ幼虫230910自然遺産の森 (81)
写真の桜の木、その周りの桜の木に行くといました、沢山の沢山のモンクロシャチホコ蛾の幼虫が。ツツドリは秋の移動の途中で大好きなモンクロシャチホコの幼虫がいるこの場所に立ち寄ったのですね。しばらくここにいたようです。


モンクロシャチホコの幼虫
4-4.モンクロシャチホコ幼虫230910自然遺産の森 (78)
まだ赤みがある幼虫は若齢幼虫。モンクロシャチホコの幼虫は時に大発生することで知られています。またツツドリだけでなく人間もこの幼虫を食べる人もいるのだそうです。


モンクロシャチホコの幼虫の脱皮痕
4-5.モンクロシャチホコ幼虫抜け殻230910自然遺産の森 (75)
1匹の幼虫は何回か脱皮します。そのために桜の木には無数の脱皮殻がついています。9月上旬にはツツドリはいなくなって南の国へ渡って行ったようです。


今回の記事は終わります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。






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コメント

No title

クロコノマチョウ幼虫の顔は面白いですね。モンクロシャチホコの幼虫は長い毛に覆われているけど、ツツドリの好物とは驚きました。エンマコオロギは子供の頃、庭のイチジクの木の下で捕まえたことがありました。普通のコオロギよりひと回り大きかったですよね。

No title

monkurosyatihokoは撮ったことがありますが幼虫はまだ見たことがないです。しかし桜の木が坊主になるほど、モンクロシャチホコの幼虫が発生し、またそれをと食べるツツドリがやって来て、さらにそれを撮るバーダーさんが集まってくるなんて、風が吹けば桶屋が儲かるというか、食物連鎖の王ともいえるし面白いです。
クロコノマチョウの幼虫の顔には色々なタイプがあるのですか!初めて知りました。まだ幼虫を見つけたことがないです。
エンマコオロギは良い声ですね。声が聞こえるだけでなかなか捕まえられないです!

こんばんは

里山公園の木々が伐採される前は、年に3回あちこちにタマゴタケが生えて楽しみだったのに伐採後はまったく見ていません。
キイボカサタケも青いシメジもどちらも貴重なキノコですね~
自然林がいかに大切か痛切に感じています。
キノコも鳥も虫もそしてカメラマンもみんな連鎖していなくなりました。

エンマコオオロギの顔もまじまじと見る事なんてありませんが、公園の田んぼで子供たちが『ゴキブリだ~』って騒いでいました。
ゴキブリは知っていてもコオロギを知らない子供達につかまえて見てもらいたいですね~

ツツドリの名を初めて聞きました。ネットで調べたらホトトギスに似ているんですね~
山へ行くと春はホトトギスが鳴いていますが、すぐ近くで鳴いていても一度も姿を見たことありません。
世の中人それぞれですが、モンクロシャチホコを食べるんですか~~ヒェ~v-12

こんばんは♪

キノコ・・まだまだ知らないものが一杯あります。
キイボカサタケ、可愛いです^^
コンイロイッポンシメジもよい色ですが、キノコとしてはどうかな?
クロコノマチョウは顔が面白いですね。
人みたいに個性のある顔なのね。
エンマコオロギ怖くないよ~(笑)
今日は長い名前が多かったです。

No title

こんばんは。

オミナエシ、オトコエシとがそろいましたね。
オミナエシは臭気がありますか。 私は気付きませんが、、、
臭気といえば、先日カリガネソウの種をもらおうとつまんでみたら強い臭気がいつまでも指に残っていました。
ツルマメはあまり出合いませんが、ヤブマメは広範囲で見られます。
キノコ類も色々数が多いのでわかると面白いでしょうね。
エンマコオロギの顔。 閻魔様はこんな顔立ちをしているのですね。
クロコノマチョウの幼虫にもあってみたいですが、こちらでは成虫すら少ないのでいまだ叶いません。
ツツドリがやってきていたのですか。
昨年その仲間を河原で見ていましたが、ヤナギについた毛虫をほおばっていました。

No title

山が好き さん
コメントありがとうございます。
クロコノマチョウ幼虫の顔は面白いでしょう。まだ他に顔のタイプはあるのですが。この日は見つかりませんでした。今回の記事はツツドリの写真を撮っておけばよかったと思っています。人もそれぞれ、鳥もそれぞれ。こんなケムシを好きな鳥もいるのですね。
そうですね、エンマコオロギは日本では一番大きなコオロギかなと思います。

No title

yasuko さん
コメントありがとうございます。
今回のモンクロシャチホコの幼虫のことは私も「風が吹けば桶屋が儲かる」の話を思い出しました。
同じ幼虫でもクロコノマチョウの幼虫の顔には色々なタイプがあるなんて変だなと思いますね。何回か脱皮しても幼虫の顔が変わらないと言うところまでは確認しています。

RE:こんばんは。

徒然散歩さん
コメントありがとうございます。
タマゴタケの件、残念ですね。MFではタマゴタケは1度も見たことが無いです。きれいで美味しいと言われているキノコを見てみたいです。
そうですね、キノコも植物も昆虫もそして野鳥も皆つながって生きているのでどこかがおかしくなると必ず影響下出てきますね。
そうですか、エンマコオオロギを見て「ゴキブリだ」ですか。寂しくなりますね。
ホトトギス、ツツドリの鳴き声は遠くからでも良く聞こえるのですが、姿を見る機会はあまりないですね。今回ツツドリの姿を撮ってアップすれば良かったと反省しています。
昆虫食という言葉がありますが、その一環としてモンクロシャチホコの幼虫を食べ人もいるようです。

RE:こんばんは♪

美風(mifu)さん
コメントありがとうございます。
なんでも日本に生えてくるキノコは約5000種類くらいはあるようです。名前が分かっているのはその半分もないようです。
クロコノマチョウの幼虫の顔、面白いでしょう。他には同じ幼虫で顔のタイプに違いがあるケースは知らないです。
エンマコオロギの顔、怖くないですか。ま、美風さんは閻魔様に会うことはないと思います。私もないと思いながらも万一のために顔は覚えておこうかな。

No title

田舎のオヤジ さん
コメントありがとうございます。
カリガネソウには臭気があるのですってね。オミナエシにも臭気があるようです。今度機会があったら鼻を近づけてみてください。
そちらではツルマメにあまり出会わないですか。こちらでもヤブマメの方が多いかもしれません。
この森にはジュズダマの大きな株が数か所あります。草刈りの時期にも寄りますが、9月に入りそこへ行けばクロコノマチョウの幼虫を見る事が出来ます。
ツツドリの仲間は特に毛虫が好きうなようですね。今回もツツドリの姿を撮っておけばよかったと反省しています。

仰天

御無沙汰申し訳ありません😔
それなのに私の方にコメントを寄せて頂きまして深くお礼申し上げます🙏

大豆の原種と言われる「ツルマメ」をまだ知りません!こっちにもあるのか??
キイボカサタケは見たような気がしますがコンイロイッポンシメジは未見のキノコです。
櫻の葉を食べ尽くしたモンクロシャチホコという我の幼虫には出合ったことがないような・・・マイマイガの大発生には10年以上前に遭遇したのですが・・・
ただこのような蛾の幼虫を人が食べるという点で
仰天しました😱何やら人類の次の食料は昆虫食だと叫んでいる専門家(?)がいるので我らが死んだ先はそう言うこともあり得るのか?
今の世に感謝かも知れません!
ご活躍お祈りしています。

No title

風の谷の鰍さん
コメントありがとうございます。
ブログを拝見して驚きました。でも無事に生還出来て良かったですね。これからも無理をなさならいでください。
ツルマメは多分そちらにもあるのではないかと思います。また実が出来たらアップします。なるほど枝豆そっくりだと思われると思います。
キノコで青や紺色のキノコは珍しいですよね。中々お目にかからないです。
こちらでもマイマイガの大発生がありました、何年前かは正確に覚えていないですが、多分同じ頃だったように思います。時に昆虫はこうして大発生することがありますね。私もイナゴは今でも時々食べますが、毛虫を食べる人がいたとは知らなかったです。

No title

黄色いキノコや青いキノコ、珍しいキノコがあるのですね!
キノコはどうして毒のあるのやないのがあるんでしょうね?昔の人は経験で有毒無毒を言い伝えたのでしょうか?
さくらの大木が蛾の幼虫に葉を食べ尽くされて、来年はたして蘇るのか心配です。
桜の葉を食い尽くす昆虫、その蟲を食べにくる野鳥、食のなんとやらですね!!

No title

harekaさん
コメントありがとうございます。
キノコには大きさや色や形や色々と変化がありますね。先日の観察会でお母さんが色の違ったキノコを集めてくれました。赤や黄色や紫や茶色白・・・・。意外と色々と集まるものですね。
食べられるキノコ、毒を持っているキノコの仕分けは長い時間をかけて人間の食べた後の様子を見ながら仕訳けてきたのかなと思います。今でもスギヒラタケのように食べることができるキノコとしていたのが食べて健康を害した人が出てきたので最近毒キノコに変わったキノコがあります。
モンクロシャチホコは桜の葉は食べても葉芽は食べないのでまた来年花が咲いて葉が茂ると思います。

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Author:トミさん
ヤフーブログから移って来ました。よろしくお願いします。
岐阜県各務原市の里山の自然を楽しみながら歩いています。
花や虫や野鳥などなんでも見てやろうの気持ちでいます。

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