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ソヨゴの実・ウメモドキの実・タンキリマメ・クジラタケ・オオアオイトトンボ・マツヘリカメムシー10月下旬:鵜沼の森

前回に続いて、10月下旬に鵜沼の森を散歩しながら見た植物や虫たちです。
今日は「その2」です。


鵜沼の森からの眺め
1.鵜沼の森からの眺め231027鵜沼の森 (3)
鵜沼の森を登って行くと途中に見晴らしが良いところがあります。良く晴れていれば写真奥に御嶽山や乗鞍が見えるのですが、この日はそこまで空気は澄んでいなかった。写真下を流れる川は木曽川。写真下方向が下流です。



ソヨゴの実
2.ソヨゴの実231027鵜沼の森 (11)
モチノキ科モチノキ属の常緑小高木。雌雄異株。実が色づき始めました。ソヨゴの実は色々な木々の中でも色づき始めるのが遅い。今年は実生りは良いようです。


ソヨゴの実
2-2.ソヨゴの実231026鵜沼の森 (12)
長い果柄を持っているので風に揺られる。野鳥に人気のように思えますが。冬の終わりころまで残る。人気がないのです。試しに食べてみました。不味いこと不味いこと。毒ではないがともかく不味い。鳥にどこまで味が分かるか知りませんが、鳥も敬遠するのが分かるような気がします。



ガガイモの花
2-2-1..ガガイモの花231020鵜沼の森 (10)
この辺ではガガイモは決して多い植物ではありません。それどころか私の活動範囲ではこの場所に1~2株あるのを知っているだけです。もう花も終わりかなと思っていたらまだ咲いていました。夏に咲いた花は白い花だったのですが、薄い紫色の花が咲いていました。残念ながら昨年も実を見る事はできませんでした。今年は?



ヤマハゼ
2-3.ヤマハゼの紅葉と実231026鵜沼の森 (15)
ヤマハゼはいち早く紅葉しますね。

ヤマハゼの実
2-4.ヤマハゼの紅葉と実231026鵜沼の森 (13)
ウルシ科ウルシ属の落葉小高木。小さな実が沢山生ります。よく見ると実には毛が生えていない。よく似たヤマウルシの実には毛が生えている。


ウメモドキの実
2-5.ウメモドキの実231027鵜沼の森 (9)
このウメモドキは自生。沢山の実が生ってきれいです。モチノキ科モチノキ属の落葉低木。



ウメモドキの実
2-6.ウメモドキの実231027鵜沼の森 (8)
先ほど、ソヨゴの実は野鳥には人気がないのではないかと書きましたが、こちらは反対に人気があるのではないかな。



タンキリマメの実
2-7.タンキリマメの実231024鵜沼の森 (2)
タンキリマメの鞘が赤くなりりさらにその鞘がはじけて中から黒い種子は見えてきました。赤と黒できれいな色ですが、どういう訳か野鳥は好まないようです。多分この種子が固くて消化できないのではないかな。



モチツツジの帰り花
2-9.モチツツジの帰り花231027鵜沼の森 (23)
モチツツジは良く季節外れの花が咲いているのを見ます。



クジラタケ
3.クジラタケ231030鵜沼の森 (13)
タマチョレイタケ科シロアミタケ属。コナラなどの広葉樹の枯木上に発生。白色腐朽菌。木材のリグニンを分解する生物は、この白色腐朽菌類のみに限られている。従ってこの白色腐朽菌の仲間がいないと木材は永久に土に還らないという大切な役目を持っている。


クジラタケ傘の表
3-1.クジラタケ231030鵜沼の森 (2)
表面は灰白色~淡灰褐色でほとんど無毛。


クジラタケ傘の裏側
3-1-2.クジラタケ231030鵜沼の森 (3)
傘の裏をアップで見ると驚くような光景が見える。この孔口は1mmに2~2個の大きさ。



コカマキリ
3-3.コカマキリ231027鵜沼の森 (22)
コカマキリの色はほとんどがこんな色で緑色の個体は滅多に見られないです。



セスジツユムシ
3-4.セスジツユムシ231022鵜沼の森 (6)
翅の片方が痛んでいるセスジツユムシ。産卵管は見えないがこの背中の筋の色や腹の大きさから見ると雌に間違いない。これから産卵して母親は命を終え、卵で越冬します。


オオアオイトトンボ
3-5.オオアオイトトンボ231020鵜沼の森 (18)
池の中の草にオオアオイトトンボ。ズームでアップ。


オオアオイトトンボ
3-6.オオアオイトトンボ231020鵜沼の森 (20)
別個体ですがこちらも雄のようです。


マツヘリカメムシ
3-8.マツヘリカメムシ231026鵜沼の森 (1)
あまり見慣れないカメムシを見付けました。調べたら北アメリカからやってきたカメムシとのこと。2008年に東京で見つかって以来全国に拡大中とのこと。マツ類などに付いて幼虫・成虫とも新芽、松かさや種子などから吸汁して加害するようです。
体長は1.5~2cm。



最後に満月
満月231028我が家 (6)
10月28日は満月、我が家から見た満月が少し妖しい雰囲気だったので1枚撮りました。


今回の記事は終わります。
最後までお付き合い有難うございました。




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コメント

No title

こんばんは。
市内にジョギングをしに行く公園があり、そこの駐車場にやたらと多くのカメムシが飛んでいて、
駐車するとすぐに車にとまったり、馴れ馴れしく人にも付いてくるのです(笑)
その公園にはアカマツ林があるのでこのカメムシなのかも?
外来種、このご時世ではどうにもならないことなのかもしれませんね。

No title

マツヘリカメムシった初めて聞きました。新顔の帰化昆虫なのですか!まだ見たことないです。
最近コカマキリを見ることが少なくなりました。よく見かけるのはハラビロカマキリばっかりですコカマキリ減っているのかなって気になります。
ウメモドキはマイフィールドにもあるのですが、最近日当たりが悪くなって全く実が成らなくなりました。寂しい限りです。
一般に赤い実は野鳥にはあまり人気がないので遅くまで残っているなんて言いますけどね。ソヨゴは特に人気がないですか!!鳥はおそらく味覚はあまり感じてなくて丸のみだと思いますけどね。人間にはまずくても鳥には人気の実もありますね。

No title

こんばんは。
木々の実がしっかり色づいてきていますね。
ソヨゴという名は聞くことがありますがまだ見たことがないです。自生地が関東以西とありますのでこちら北関東ではあったとしても少ないのかもしれませんね。
こちらの緑地のウメモドキも実生りは良さそうですが、我が家では少なくてがっかりです。
オオアオイトトンボには先日会ってきましたがメスの個体のようでした。
マツヘリカメムシという種がいるのですね。
外来種のようですが、私の行動範囲ではまだ出会いはありません。
こういった外来種も物流とともに範囲が広がるとか。
別の外来種など、配送トラックが休憩などで良く停まる駐車場近くで発見されることが多いとか聞いたことがあります。


こんばんは

風に揺られるかわいらしいソヨゴの実は好きですが、鳥には不人気でしたか~
鳥は美味しい実をちゃんと知っていますからね。
こちらではガガイモはあちこちで見かけますが、さすがにもう花は咲いていません。今年は実がなっている場所を見つけていたのに先日見たらきれいに刈られていました~
雑草が生き延びるのも大変な植物がありますね。
イトトンボはまだいるんですね~
イトトンボがいっぱいいた池に今日は行って来ましたが急に寒くなりまったくいませんでした。
青い目がきれいです。

No title

でん さん
コメントありがとうございます。
ご無沙汰しています。
もしかしたら松に多いカメムシならこの外来種かもしれません。そうですね、これだけ経済、文化、観光・・・・などなど海外との交流が盛んになりますと植物も昆虫も日本に入ってきますね。反対に日本の昆虫なども海外に進出していると思います。

No title

yasukoさん
コメントありがとうございます。
私もこのカメムシは初めてでした。いつも見慣れているカメムシにしてはやや大きくて色模様も違うなとは感じました。確かにハラビロカマキリはよく見かけますね。見かける卵もハラビロロカマキリが多いです。
そうですか、赤い実は鳥には人気がない?。野鳥はどこまで味覚があるのでしょうね。いつも疑問に思っています。

No title

田舎のオヤジさん
コメントありがとうございます。
そうですか、田舎のオヤジさんの活動範囲ではソヨゴ
はあまり見かけないですか。こちらの里山には普通にあります。秋の赤い実以外はあまり話題になるような樹木ではないですが。
ウメモドキは今年は実生りが良いですよ。お宅の庭のウメモドキ、残念ですね。
私もこのマツヘリカメムシは初めてでした。見慣れないやや大き目のカメムシがいるなと思いました。調べたら外来種。そうですね、これだけ海外と経済や文化や観光や・・・・と交流が盛んなると植物も昆虫も入ってきますね。外来種が配送トラックが停まる駐車場近くで発見されにる、ですか。わかるような気がします。

RE:こんばんは。

徒然散歩さん
コメントありがとうございます。
ソヨゴの実は冬の終わりまで残っていることが多いです。試しに食べてみました。不味いこと不味いこと。なるほどこれでは野鳥も嫌うだろうなと思ったことああります。
こちらにはガガイモは非常に少ないです。そのためにまだ実成を見た事がないです。見てみたいと思っているのですが、今年の秋もダメそう。そうですね、イトトンボの仲間がまだ飛んで交尾をしていました。やはりこのイトトンボはこの時期に産卵するのでしょうね。
秋の気分が抜けないうちに初冬になってしまい、人間だけでなく他の生き物も戸惑っているのではないかな。

こんばんは♪

ソヨゴの実は可愛いのに残ると思ったら不味いのですね(笑)
ウメモドキはまだたくさん葉が付いていますね。

"帰り花”ですか!サツキ盆栽をやっている方が季節外れの花を"トボケ花”と言っていましたよ。
クジラタケの裏はビックリですね。
オオアオイトトンボのブルーが綺麗です^^

✿母のこと、ありがとうございます。

RE:こんばんは♪

美風(mifu)さん
コメントありがとうございます。
ソヨゴの実は可愛いですね、赤くて良く目立つのに野鳥はあまり食べない。鳥と人間の味覚が何処まで同じなのか分かりませんがあの不味さでは野鳥も最後まで残すのも分かります。
季節外れに咲く花のことは色々と呼び方があるようですね。狂い咲き、帰り花、トボケ花・・・。私は帰り花と呼んでいます。
クジラタケの裏はビックリでしょう、マクロが撮れるカメラで撮ったらビックリでした。

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岐阜県各務原市の里山の自然を楽しみながら歩いています。
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