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イヌヤマハッカ・ウメモドキの実・ヘビノボラズの実・チガヤ・カラウウリー10月下旬:不動の森

前回に続いて11月下旬に関市不動の森で定例の観察会を行った時の記事、今日は
「その2」です。
前回は里山ゾーンで見た植物や虫たちでした。今日は田んぼで見た植物や虫たちです。
この田んぼは休耕田を里山クラブの会員が借りてそれぞれ好きな方法で米作りをしています。


田んぼの風景
1.田んぼの風景231028不動の森 (149)
10月中旬に里山クラブの会員で手伝いができる人も出て刈り入れが終わって今は稲の「ハザカケ」をしています。12月にクリスマスパーティ」を兼ねて収穫祝いをするときに収穫したコメなど持ち寄って頂きます。


イヌヤマハッカ
2.イヌヤマハッカ231028不動の森 (191)
田んぼを囲む里山と田んぼの接点にイヌヤマハッカが群生しているエリアがあります。シソ科ヤマハッカ属。



イヌヤマハッカ
2-1.イヌヤマハッカ231028不動の森 (185)
ヤマハッカによく似た花で、花弁にヤマハッカのような斑点がありません。この地域ではイヌヤマハッカが生えているのはここしか知りません。先月もアップしましたが今月が花盛り。



イヌヤマハッカとサワシロギク
2-2.イヌヤマハッカとサワシロギク231028不動の森 (186)
田んぼはいわば湿地のようなところなので湿地に生える植物も見られます。サワシロギクとイヌヤマハッカが混生している景色です。中々きれいでした。


サワシロギク
2-3.サワシロギク231028不動の森 (188)
サワシロギクも花の後期、花びらがピンク色になってきました。


ウメモドキ
2-4.ウメモドキの実231028不動の森 (167)
山際に自生しているウメモドキ。葉が痛んでいますが、実成は良かったです。



ウメモドキ
2-5.ウメモドキの実231028不動の森 (166)
モチノキ科モチノキ属の落葉低木。あまり大きくはならない木なので実も眼の高さで見られます。



ヘビノボラズの実
2-6.ヘビノボラズの赤い実231028不動の森 (173)
メギ科メギ属の落葉低木。やはり湿地などで見る事が出来ます。私の好みの木の1種。春の黄色い花がきれいです。秋の紅葉と真っ赤な実もきれいです。


ヘビノボラズの実
2-7.ヘビノボラズの実231028不動の森 (208)
細い幹にトゲが生えています。白い矢印で指しました。このトゲがあるので蛇はこの木には登れないからの名前。トゲが無くてもヘビが登れるような太さではないですが。


サワヒヨドリ
2-9.サワヒヨドリ231028不動の森 (160)
サワヒヨドリが田んぼのはずれできれいに咲いていました。



チガヤ
2-9-3.チガヤ231028不動の森 (157)
使っていない休耕田の中に白い穂が揺れています。何だろうか?チガヤに似ているがチガヤの季節は終わったと思うが・・・


チガヤ
2-9-4.チガヤ231028不動の森 (155)
通常は初夏に花が咲いて白い穂が出来るのですが、草刈りなどが行われると良く10~11月に白い穂が見られることもあるようです。


シロバナミゾソバ
2-9-5.シロバナミゾソバ231028不動の森 (1)
田んぼの一角にミソゾバが群生しています。その中に白い花がいくつも咲いていました。シロバナミゾソバとしてミゾソバとは別種扱いしているようです。



キセルアザミ
3.キセルアザミ231028不動の森 (165)
山際にキセルアザミが沢山咲いています。


カラスウリの実
4.カラスウリの実231028不動の森 (189)
カラスウリの実が2つ生っていました。1つ採ってもう1つ残っています。



カラスウリの実の中
4-2.カラスウリの実と種231028不動の森 (112)
採った実を割って中から種子を採りだした。


カラスウリの種子
4-3.カラスウリの実と種231028不動の森 (113)
回りの果肉をとって種子をよく見る。私は「打ち出の小槌」と言ったのですが、子供には通じなかった。子供は「子犬の頭」と言った。う~ん、そちらの方が分かり易いかな。


リスアカネ
5.リスアカネ?231028不動の森 (150)
この写真では分かり難いがアップして明るくして胸の模様を見るとリスアカネでした。



コバネイナゴ
5-3.コバネイナゴ231028不動の森 (158)
コバネイナゴもあまり見かけなくなったが、ここは無農薬で米作りをしているのでlこうした昆虫は沢山動き回っています。


今回の記事は終わります。
最後までお付き合い有難うございました。
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コメント

No title

イヌヤマハッカ、サワシロギク、ヘビノボラズはまだ見たことがない植物です。イヌヤマハッカ以前もアップされたそうですが、ちょっと記憶から抜けてしまったみたいで初めて聞きました。紫の斑紋がないのですか!サワシロギクも初耳です。色々な花があるのですね!

No title

こんばんは。

イヌヤマハッカはこのころが花の最盛期なのですね。
この花には出会ったことがないように思うのですがいい色をしていますね。
こちらのサワシロギクはすでに花も終わりました。
白い花に赤みが出てきて綺麗になってますね。
ヘビノボラズは私の行っている緑地や里山では見たことがありませんが、いろいろな植物が自生しているのですね。
カラスウリの種の「打ち出の小づち」の形容は子供さんにはやはりわかりませんでしたか?
こちらでも同じようです。
この形状をこちらの子たちはなんと表現するか、今度機会があったら聞いてみます。

こんばんは♪

自然の花の共演はよい眺めですね。
へ~サワシロギクはピンクになっていくんだ!こういうのって時々ありますね。
ウメモドキの葉に黒い点があって、それも実のように見えましたわ。

ミゾソバに白花もあるんですね。
打ち出の小槌の話は今の子には通じないのですね。。

✿今日は何もしてないのにPCにカメラの写真だけすんなり入りました。

こんにちは

今年はヤマハッカをいっぱい見てきましたが、今もう一度自分が撮った写真とイヌヤマハッカを見比べてみました。
よく見ると、だいぶ違うんですね~
メギは山で見ますが、先日行ったときは切られていたような~(もう一度見てきたいと思っていますが・・・)
ヘビノボラズってメギの実にそっくりです。
「蛇登らず」には笑えました!(^_-)-☆
メギはすごい棘で別名「コトリトマラズ (小鳥不止)」でちょっとかわいらしい名前でした!
今どきのお子さん達は「打ち出の小槌」よりドラえもんにお願いするのか~(^_-)-☆

No title

yasukoさん
コメントありがとうございます。
そうですか、ヤスコさんのフィールドではサワシロギクなども見られないですか。地域が違うとその地域では普通だと思っていても植物など結構違いがあるのですね。サワシロギクは湿地に生えていて初めは白っぽい花なのですが日にちが立つと花びらガピンクに変化してきます。

No title

田舎のオヤジさん
そちらでもイヌヤマハッカは見られないですか。最も当地域でもこの場所でしか私は見た事がありませんが。中々良い色をしていますね。群生しているところはきれいですよ。サワシロギクは田舎のオヤジさんもアップしていましたが。この田んぼでも花びらがピンクになってきました。
カラスウリの種、そちらの子供さん何と言うのか楽しみです。

No title

美風(mifu) さん
イヌヤマハッカの濃いブルーとサワシロギクの薄いピンク中々きれいな光景を見せてくれました。
花びらの色が変化していくのは園芸の花でもありましたよね。
ミゾソバの白い花はこの辺では少ないと思います。思いがけずに白花を見付けました。
「打ち出の小槌の話」、子供さんも若いお母さんにも通じなかったです。そうかもしれませんですね。

RE:こんにちは

徒然散歩さん
コメントありがとうございます。
こちらにはヤマハッカは身近な所では見られないので比較できませんでした。大分違いがあるのですね。
メギの木はやはり身近な所にはないのですが、ヘビノボラズはメギ科なので実も良く似ているのでしょうね。今日も違う湿地でヘビノボラズを沢山見てきました。メギは別名「コトリトマラズ (小鳥不止)」ですか、可愛らしいですね。
なるほど、今のお子さん達は「打ち出の小槌」よりドラえもんにお願いするのですか。

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Author:トミさん
ヤフーブログから移って来ました。よろしくお願いします。
岐阜県各務原市の里山の自然を楽しみながら歩いています。
花や虫や野鳥などなんでも見てやろうの気持ちでいます。

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